こんにちは。コージです。
前回までのお話では、銀行に預けているだけのお金は、個人向け国債を購入したほうがお得ですよ。ということをお伝えしてきました。
今回は、2024年8月募集分の個人向け国債の金利が確定しましたので、ご紹介していきます。
2024年8月度:個人向け国債の金利
最新の個人向け国債の金利はこちらです。
なんと、残念ながら、先月からマイナス0.11%ダウンとなりました。
これは、先日の日銀が追加利上げ決定し、その後の円急騰や、ブラックマンデーを超える株価暴落などの混乱があり、日銀副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と、追加利上げに難色を示したためだといわれています。
直近の日本国債10年利回りのチャート
ちなみに、これが、日本国債10年利回りのチャートです。
このチャートを見ると、あの歴史的な日経平均暴落時から、一気に、国債の利回りが下がっているのが分かります。そのため、残念ながら、2024年8月度の個人向け国債の利回りも下がってしまうことになりました。
銀行の普通預金の金利が5倍の0.1%へ
ちなみに、先日の日銀の政策金利の引き上げを決めたことによって、普通預金の金利も上昇することとなりました。
その金利は、現在の0.02%の金利から、一気に5倍増の0.1%となります。
新しい金利が適応されるのは、2024年9月2日からとのことです。
日本国債 or 普通預金?
銀行の普通預金の金利は、0.1%となりますが、まだまだ個人向け国債の方が金利が高いのは変わりありません。変動10年の場合は、0.61%なので、銀行預金の6倍です。
また、基本的には、日本国債の場合は、元本が保証されておりますので、損をすることはありません。そして、銀行の普通預金よりも、変動10年の個人向け国債の方が金利が高い状況は続くと思われます。
ちなみに、私の場合は、今月も個人向け国債(変動10年)を購入しておきました。
このように、日本国債の利回りは、社会の情勢によって、日々変わっていきますので、今後も定期的にこのブログでは紹介していきたいと思います。
まとめ
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2024年8月募集分の個人向け国債の金利が確定し、前月から大幅に下落した。
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金利下落の背景には、日銀の追加利上げ決定後の円急騰や株価暴落があり、日銀副総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことが影響している。
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日本国債10年利回りのチャートでも、利回りの急激な低下が確認された。
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日銀の政策金利引き上げにより、銀行の普通預金金利が0.02%から0.1%(5倍)に上昇することが決定し、2024年9月2日から適用される。
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個人向け国債(特に変動10年)は、普通預金と比較してまだ高い金利(0.61%)を提供しており、元本保証もあるため、銀行の預金よりは魅力的。
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