シン・エナジーの電源調達調整費を徹底解説|電気料金への影響と確認方法

シン・エナジーの電源調達調整費を徹底解説:電気料金への影響と確認方法 お金を守る
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コージ
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みなさん、こんにちは。コージです。

前回お伝えしたように、私は現在、電気料金を少しでも抑えるために、コスモでんきからシン・エナジーという電力会社に乗り換えをしました。シミュレーションをした結果、コスモ電気よりも毎月1,500円安くなりました。

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ただ、シン・エナジーには、他の電力会社とは異なり、電源調達調整費というものがあります。

今回は、この電源調達調整費とは何なのか?どうやって確認するかなどを紹介し、いま現在もシン・エナジーが最適な電力会社かを判断していきたいと思います!

シン・エナジーの電源調達調整費の確認方法

シン・エナジーの電源調達調整費は、シン・エナジーのホームページから確認できます。

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参照:シン・エナジーHPより抜粋

具体的なリンクはこちらです。

電源調達費調整費とは?

さて、そもそも、電源調達調整費とは何かというと、シン・エナジーのホームページには、以下の記載があります。

電源調達調整費とは、日本卸電力取引所(以下「JEPX」)の電力取引価格に連動して電気料金を調整する金額のことです。

当社の定める基準値を下回る場合は電源調達調整費がマイナスとなり、上回る場合はプラスとなります。電源調達調整費は各月の電源調達調整単価に使用電力量を乗じて算定します。

<計算式> 電源調達調整単価×使用量(kWh)

尚、算定時期は当該ご請求月の前々月21日~前月20日までのJEPXのスポット市場価格(エリアプライス)により算定し、決定いたします。各月の電源調達調整単価が決定されるのは、毎月20日頃となります。

参照:シン・エナジーHPより抜粋
https://symenergy.dga.jp/faq_detail.html?category=&page=1&id=2110

要約すると、電源調達調整費は、

  • 日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格に連動する
  • 基準値を下回る場合はマイナス、回る場合はプラスとなる
  • 前々月21日~前月20日までのJEPXのスポット市場価格で決まる

ということです。

日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格の確認方法

ちなみに、日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格は、日本卸電力取引所(JEPX)のホームページで確認できます。

調べてみると、2024年6月度は東京エリアでは、12.52(円/kWh)でした。この価格が高いかどうかはあとで見てみてましょう。

シン・エナジーの電源調達調整費の計算方法

続いて、シン・エナジーの電源調達調整費の計算方法について見ていきましょう。

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(1)電源調達調整単価の算定方法

JEPXが公表するスポット市場における各電力エリアのエリアプライスが、当社の定める基準値を下回るまたは上回る場合に、以下の算定方法にて決定いたします。

ⅰ.還元(マイナス調整)

各電力エリアのエリアプライス平均値が、調整基準単価αを下回る場合

(基準単価α - 各電力エリアのエリアプライス平均値)÷(1-託送損失率) に消費税相当額(10%)を加えた価格

ⅱ.請求(プラス調整)

各電力エリアのエリアプライス平均値が、調整基準単価βを上回る場合

(各電力エリアのエリアプライス平均値 - 基準単価β)÷(1-託送損失率) に消費税相当額(10%)を加えた価格

※端数処理は小数点第3位を四捨五入とします。

※参照:シン・エナジーHPより抜粋
https://symenergy.dga.jp/faq_detail.html?id=2183&category=&page=1

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※参照:シン・エナジーHPより抜粋

いろいろと複雑そうですが、簡単に説明していきたいと思います。

まず、電源調達調整費の最大のポイントは、市場価格が、シン・エナジーが設定する基準単価というものを上回っているかどうかが重要となります

その、シン・エナジーの基準単価はこちらです。

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※参照:シン・エナジーHPより抜粋

見てみると、調整基準価格 α β の記載があります。

たとえば、東京エリアの場合、調整基準価格αは9.10(円/kWh)、調整基準価格βは、11.60(円/kWh)ということが分かります。これが、シン・エナジーが設定する基準価格です

先ほどのイメージ図をもう一度見ると、市場価格が調整基準価格β(東京の場合は11.60(円/kWh))を超えると、電源調達調整費が発生することが分かります。

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※参照:シン・エナジーHPより抜粋

逆に、基準価格α(東京エリアの場合は9.10(円/kWh))を下回ると、電源調達調整費がマイナスになります。※計算方法は、先ほど見た計算式で算出されます。

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ここまでの情報をまとめると、東京エリアの場合、電気料金の市場価格が9.10~11.60(円/kWh)の場合は、電源調達調整費はかかりません11.60(円/kWh)以上になると、計算式を基に、電源調達調整費がかかり、9.10(円/kWh)以下だとマイナスとなります

これまでの電源調達調整費

ここで、これまでの電源調達調整費を見てみましょう。2024年1月から6月までは次の通りです。

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※参照:シン・エナジーHPより抜粋

これを見ると、東京エリアの場合、2024年1月は3.52(円/kWh)と高かったですが、2024年2月~6月までは0円だったことが分かります

そして、直近の2024年6月度は東京エリアの市場価格は、12.52(円/kWh)でしたので、基準価格を上回っており、2024年7月は電源調達調整費がかかる形となります

実際に、2024年7月の電源調達調整費は、次の通りです。

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※シン・エナジーHPより抜粋

2024年7月度の電源調達調整費は、東京エリアで0.9(円/kWh)となりました

これが、電気料金においてどれくらいのインパクトがあるかというと、例えば、500kWh使用する場合、500kWh×0.9(円/kWh)=450円 となります

シン・エナジーとコスモでんきの料金シミュレーション

最後に、2024年7月度の電源調達調整費を踏まえて、私がこれまで契約していたコスモでんきと料金比較をしたいと思います。(※50A、500kWh使用の場合)

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結果は、シン・エナジーは16,710円、コスモでんきは17,615円となりました

現時点では、まだ、シン・エナジーの方が安い結果となりました

コージ
コージ

ふぅ、よかった。

まとめ

  • 電源調達調整費は、日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格に連動する
  • 基準値を下回る場合はマイナス、回る場合はプラスとなる
  • 前々月21日~前月20日までのJEPXのスポット市場価格で決まる
  • 東京エリアの場合、市場価格が9.10~11.60(円/kWh)の場合、電源調達調整費は0円
  • シン・エナジーの電源調達調整費は、毎月ホームページで確認できる
  • 2024年7月度の電源調達調整費は、0.9(円/kWh)
  • 50A,500kWhの場合、シン・エナジーは16,710円、コスモでんきは17,615円で、シン・エナジーの方が安かった

今後の注意点

ただし、今後、電源調達調整費が上がってきて、最終的な電気料金が、他の電力会社より高くなってしまった場合は、シン・エナジーから別の電気会社の乗り換えも検討しないといけないと思っております。

そのため、今後も、シン・エナジーの電源調達調整費については、定期的にチェックしていき、もし、乗り換えが必要となった場合は、改めて、ご報告させていただければと思います

以上、ご参考まで。

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