【悲報】従量電灯プランの回避策終了!東京電力の値上げ内容と今後の対策(2023年6月から)

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コージ
コージ

みなさん、こんにちは。コージです。

ついに、東京電力が規制料金(従量電灯プラン)の値上げ申請をおこないました

ついに来たわね。怖すぎるわ。

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※参照:東京電力HPより抜粋

東京電力の値上げ申請は、他の大手電力会社から約2か月遅れて実施されました。

そのため、他の大手電力会社の値上げは、2023年4月から値上げ予定ですが、東京電力は2023年6月から値上げ予定となっています

ちなみに、現在(2023年1月25日時点)の大手電力会社の値上げ申請状況は下記のとおりです。

大手電力会社の値上げ申請状況

電気料金値上げの背景

まず、値上げの原因は、ご存じの通り、世界的な燃料価格の高騰です。2020年からはじまった値上がり方が半端ないです。

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※参照:東京電力 規制料⾦値上げ申請等の概要について(詳細版)より抜粋

LNGが2倍以上、原油が約3倍、石炭に至っては5倍以上に上昇していることが分かります

このような理由から、東京電力の2022年度の経常損益は、過去最⼤の5,050億円の損失を出しております

というわけで、「値上げしないとやっていられない」、ということで、東京電力も、今回の電気料金の値上げに踏み切りました。

気になる電気料金の値上げ幅は?

今回値上げ対象となるのが、我々個人が契約している家庭用の低圧の電気料金です

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※参照:東京電力 規制料⾦値上げ申請等の概要について(詳細版)より抜粋
  • 従量電灯Bプランなどの規制料金は、平均29.31%の値上げ
  • スタンダードプランSなどの自由料金は、平均5.28%の値上げ

となります。

私は現在、従量電灯Bプランを契約していて、燃料費調整額の上限適用により電気代を安く抑えられていました。しかし、それが、今回の値上げによりこの回避策が出来なくなりました。(スタンダードプランSなどは既に燃料費調整額の上限が撤廃されているため、値上がり幅が少ないです。)
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※参照:東京電力 規制料⾦値上げ申請等の概要について(詳細版)より抜粋

東京電力も、

燃料費調整の上限を設けていない他の料金プラン等から、東電EPの規制料金へのご契約を切り替えるお客さまも増えている状況です。

と言っていますね。

具体的な金額は?

それでは、続いて、値上がりする電気料金を見ていきましょう。※なお、今回参照しているのは、東京電力の関東エリアの数字となります。

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※参照:東京電力 規制料⾦値上げ申請等の概要について(詳細版)より抜粋

これまでの料金(※2023年1月燃料費調整額適用後)

従量電灯Bプラン(規制料金)

  • 120kWhまで:25.01円/kWh
  • 120kWh~300kWh:31.61円/kWh
  • 300kWh以上:35.70円/kWh
スタンダードSプラン(自由料金)

  • 120kWhまで:32.87円/kWh
  • 120kWh~300kWh:39.45円/kWh
  • 300kWh以上:43.56円/kWh

今後の料金(※2023年1月燃料費調整額適用後)

従量電灯Bプラン(規制料金)

  • 120kWhまで:34.84円/kWh
  • 120kWh~300kWh:41.44円/kWh
  • 300kWh以上:45.53円/kWh
スタンダードSプラン(自由料金)

  • 120kWhまで:34.84円/kWh
  • 120kWh~300kWh:41.44円/kWh
  • 300kWh以上:45.53円/kWh

上記のとおり、規制料金も自由料金も同じ額となります。しかも、この価格には、燃料費調整額が含まれて計算されています

つまり、我々個人は、2023年6月以降は、規制料金も自由料金もどちらもプランも同程度の価格になり、従量電灯プランを契約する意味がなくなります

コージ
コージ

従量電灯プランの回避策終了ですね。

燃料費調整額はどうなる?

ここで「燃料費調整額はどうなるのか?」という疑問を持たれる方もいると思いますので、燃料費調整額の変更内容も見ていきましょう。

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※参照:東京電力 規制料金値上げ申請等の概要について(抜粋版)より抜粋

当たり前ですが、東京電力は、燃料費調整額についてもぬかりがありません

これまでの基準燃料価格の44,200円から大幅に上昇させて、94,200円としています

これまでは、この基準燃料価格が安すぎたため、燃料費調整額の上限に達してしまい、東京電力が損をして、我々個人が得をするという状況でした。しかし、今回の改訂により、燃料費調整額の基準燃料価格を2倍以上に上げたため、燃料費調整額の上限に達することは当面なくなりました。

ちなみに、この基準燃料価格の変更により、燃料費調整額単価の価格は下がります

なぜなら、燃料費調整額の計算は、

毎⽉の燃料費調整単価 =
( 毎⽉の平均燃料価格 円/kl - 基準燃料価格 円/kl )÷ 1,000円/kl ×  基準単価 円/kWh 

となるため、基準燃料価格の上昇により、燃料費調整額の価格は下がります。

ちなみに、直近の2022年9月~11月平均燃料価格は、関東エリアでは、100,400円/klとなります。

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※参照:東京電力HPより抜粋

最新の平均燃料価格と今回の数字を元に、燃料費調整額を計算してみると以下のとおりとなります。

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燃料費調整単価は、1.13円/kWhとなります。(※2022年9月~11月平均燃料価格にて算出)

この通り、燃料費調整単価は下がりますが、電気料金自体が高くなるので、全体として料金は大幅上昇となります

電気代はいくら上がる?シミュレーションしてみた

ということで、東京電力の従量電灯Bプランで、現状の料金の場合と2023年6月以降の料金の比較をしてみました。

2023年5月までの価格(従量電灯B 50A 500kWh使用の場合)

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2023年6月以降の価格(従量電灯B 50A 500kWh使用の場合)

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  • 2023年5月まで:18,986円
  • 2023年6月以降:23,901円

となります。

値上がりは、なんと、4,915円の値上がり

まったく同じ電力量を使用しているのに、4,915円も上がってしまいます。

もはや、2023年6月以降は、東京電力の従量電灯プランを選択する意味がなくなってしまいましたので、新しいプランを模索しないといけません。

突然販売停止されたアクアエナジー100について

そこで、新しい乗り換え先として期待していたのが、アクアエナジー100というプランなのですが、なんと、こちらのプランは、2023年1月11日をもって新規申し込みを終了してしまいました

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※参照:東京電力HPより抜粋

ちなみに、東京電力のホームページに公開されたのが、1月10日で、次の日の1月11日をもって申込み受付終了って結構ひどいです…

私も、従量電灯Bプランの次の乗り換え先として候補に挙げていたのですが、突然の終了にびっくりで、残念ながら、事前に東京電力に逃げ道をふさがられてしまいました

コージ
コージ

みなさま、ごめんなさい。

まとめと今後の対策

ということで、今回は、東京電力の2023年6月以降の値上がり情報についてご案内しました。

今回ご紹介した数字は、あくまでも申請内容となり、最終決定は、経済産業省によって承認されます金額についても若干調整される可能性もありますが、大幅値上げは間違いなさそうです

今後は、今回の東京電力の発表を持って、各電力会社が顧客獲得のために動いていくと思いますので、引き続き、今後は東京電力以外の会社も含めて乗り換え先を探していきたいと思います。

※ちなみに、前回お伝えした通り、電気・ガス価格激変緩和対策事業のため、2023年1月~9月の9か月間は電気料金が安くなる施策が行われておりますので、直近の2月~5月までは電気料金が安くなると思います

ちなみに、政府の緩和対策を反映した場合の料金シミュレーションは次の通りです。

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先ほど料金と比べるとめちゃくちゃ安く感じますね!むしろ、電気を使うならいまなのかもしれませんw

コージ
コージ

今後の私の気持ちとしては、電気料金の乗り換えは、5月~6月頃にできればと思っており、引き続き、このブログでは、電気料金の最新情報をお伝えしていきたいと思います。

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