【最新版】東京電力（従量電灯Bプラン）よりも電気料金が安くなる乗り換え先は？

今回は、いま現在（※2023年2月時点）、東京電力の従量電灯Bプランよりも安い電力会社を２つご紹介します。もちろん、この２つの電力会社は、燃料費調整額の上限があり、かつ、東京電力従量電灯Bプランよりも電気料金が安いです。

私も、今回紹介する電力会社に乗り換えましたので、その理由などもここでご紹介していきたいと思います！

2023年3月度の燃料費調整額は26か月ぶりに減少

まずは、東京電力より安い電力会社を紹介する前に、直近の2023年3月度の燃料費調整額を見たいと思います。

こちらは東京電力のHPに掲載されている2023年3月度の燃料費調整額です。

私が調べたところによると、燃料費は、2021年1月分の-5.20円/kWhから、実に２６か月連続で燃料費は上昇していきました。最高値は、2023年2月分の13.04円/kWhです。

燃料費調整額は約2年で、18円/kWh以上上昇しており、同じ電気使用量でも、たとえば、500kWh使ったら、9,000円以上の電気料金が上がっています。

さて、それが今回、2023年3月分は、前月から-1.35円/kWh下がりました。

実に、燃料費は、2年3か月ぶりの減少でした。

もちろん、この燃料費の減少が、このまま続くかは分かりませんが、一旦、値上がりの価格更新をストップしてくれたことは嬉しいですね。

東京電力（従量電灯プラン）からの乗り換え先

さて、ここからが本題です。

私も今回、東京電力から乗り換えをしたのですが、乗り換え先の電力会社の候補は次の２つでした。

• 下町でんき
• コスモでんき

結論から言うと、この２つ電力会社は、現時点でも、東京電力（従量電灯Bプラン）よりも安いです。

もちろん、燃料費調整額の上限も東京電力の従量電灯Bプランと同額となっていますし、政府の電気・ガス価格激変緩和対策事業の対象なので、2023年1月～9月の9か月分の電気料金の値引きの対象です。（政府の電気・ガス価格激変緩和対策事業の詳細については、以下の記事をごらんください。）

【最新】電気代政府補助スタートと燃料費調整額（2023年2月度）

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2023.01.13

ということで、ここからは、下町でんきとコスモでんきの特徴を見ていきましょう。

下町でんきの特徴

下町でんきの特徴は、基本料金と電気量料金が安いところです。

下町でんきと東京電力の電気料金表の比較は次の通りです。

見比べてみると、下町でんきの方が断然安いことを分かります。

また、下町でんきは、燃料費調整額の上限も設定されており、東京電力の従量電灯プランと同額に設定されております。

下町でんきの注意点

ただし、注意点としては、下町でんきは、関東エリア限定となります。

また、契約アンペアも、30A以上からの契約となります。

そのため、関東エリア以外にお住まいの方は、次に紹介するコスモでんきが候補に上がります。

コスモでんきの特徴

続いての乗り換え先の候補は、コスモでんきです。

コスモでんきは、下町でんきとは異なり、基本料金や電気量料金はそこまで安くありません。

しかし、コスモでんきスタンダードには、他の会社にはない、「月間割引額」という制度があり、毎月の電気料金から直接現金を割り引いてくれます。（この割引は、電気料金から現金値引きしてくれます。）

この月間割引のおかげで、トータルで電気料金が安くなります。

また、コスモでんきは下町でんきとは異なり、全国対応可能です。もちろん、燃料費調整額の上限もあるので、安心です。

コスモでんきの注意点

コスモでんきのメリットは、毎月の使用量により料金を割り引いてくれることですが、この割引は、200kWh以上利用した場合から適用されますので、200kWh未満の方はあまり効果がありません。

また、コスモでんきも下町でんきと同様、30Aからの契約となります。

電気料金の価格比較シミュレーション

ということで、具体的にどれだけお得なのかを、東京電力（従量電灯Bプラン）、下町でんき（下町電灯Bプラン）、コスモでんき（スタンダードプラン）の３つで電気料金の比較をしてみました。（※いずれも関東エリア、50A契約です。）

例えば、500kWh使用の場合は、次のとおりです。

東京電力（従量電灯B　５０A）

下町でんき（下町電灯B 通常プラン ５０A）

コスモでんき（スタンダード ５０A）

500kWh使用の場合、割引後のコスモでんきが一番安かったです。

電気使用量別の料金比較

続いて、100kWh～800kWh使用した場合の料金比較をしてみました。

結果は上記のとおりで、100kWh～300kWh、800kWhの使用量では、下町でんきが最安となりました。また、400kWh～700kWhの場合、コスモでんきが最安となりました。

いずれの場合も、東京電力が一番高くなりました。

ちなみに、東京電力は、2023年6月に電気料金の値上げが発表されております。

【悲報】従量電灯プランの回避策終了！東京電力の値上げ内容と今後の対策（2023年6月から）

コージ みなさん、こんにちは。コージです。 ついに、東京電力が規制料金（従量電灯プラン）の値上げ申請をおこないました。 ついに来たわね。怖すぎるわ。 ※参照...

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2023.01.24

ただ、今回ご説明したとおり、現時点でも、東京電力より安いプランがありますので、東京電力を契約しておく必要がなくなりました。

私の東京電力の乗り換え先は？

ということで、今回、このシミュレーションをした結果、私の場合は、毎月500kWhくらいを使用するので、この電力使用量でいちばん安い、コスモ電気（スタンダードプラン）に乗り換えることにしました！

東京電力から乗り換える前にやるべきこと

さて、いよいよ東京電力から電力会社を乗り換えるのですが、その前にチェックしておくべきことがあります。

それは、ポイントの利用です。

東京電力の場合、日々の使用量に応じてポイントが貯まるのですが、私もくらしTEPCOでポイントを確認したところ、「国の節電ポイントプログラム」で、2,000ポイントたまっていました。

ということで、サクっとポイントをアマゾンギフト券に交換しておきました。

ポイント交換もお忘れなく！たかが2,000ポイントですが、もらえるものはしっかりともらっておきましょう！

コスモでんきへの乗り換え手続き

ということで、最後に、東京電力からコスモでんきへの乗り換え方をご紹介します。

東京電力からコスモでんきへの乗り換え方は非常にカンタンです。

コスモ電気のホームページから登録申請するだけで、あとは勝手に電力会社の乗り換え作業をしてくれます。

まずは、フォームから仮登録。

その後、本申し込み。（手元に検針票や電気会社からの請求書を用意します。）

手続きが完了すると、「手続き完了」ページが表示されます。

まとめ

• 燃料費は、2023年3月分は、前月から-1.35円/kWhとなり、2年3か月ぶりの減少。
• 現状、東京電力（従量電灯Bプラン）よりも安い電力会社は次の２つ。
  １．下町でんき
  ２．コスモでんき
• 下町でんきの特徴は、基本料金と電気量料金が安い
• コスモでんきは、基本料金や電気量料金はそこまで安くないが、月間割引があり、トータルで見ると安くなる
• 下町でんきは、関東エリア限定で、コスモでんきは全国対応
• どちらも30A以上の契約が必要
• 100kWh～300kWh、800kWhの使用量：下町でんきが最安
• 400kWh～700kWhの使用量：コスモでんきが最安
• 東京電力はいずれの使用量でも最も高い

ということで、今回私は、東京電力からコスモでんきに乗り換えることにしました。

もちろん、2023年6月に東京電力の電気料金が値上がりすることにより、その他の電力各社も電気料金を値上がりする可能性は大いにあります。

ただ、どこの会社も、東京電力よりも価格が高くなることはないと思いますので、現時点で乗り換えしてもOKだと思い、今回の乗り換えすることにしました。