みなさん、こんにちは。コージです。
東北電力が規制料金を含む電気料金の値上げを申請しました。この申請が了承されると、2023年4月から電気料金が大幅値上げとなります。
えぇー!また電気料金値上がりするの?もう無理よ。
東北電力値上げの背景
今回の値上げの根本原因は、燃料価格の高騰と円安です。(もちろん、2011年度以降の原発停止も含まれます。)
こちらの図は、東北電力が発表した原価の費用ですが、特に燃料費・購入電源費などのコストが約2倍と大幅に上昇していることがわかります。
2022年上半期決算も、東北電力は、東京電力に次いで2番目に大きい赤字状態です。(最終損益:マイナス1,363億円)
東北電力の資料によると、コスト削減だけでは対応できない旨が記載されております。
このような状況のため、東北電力は、多くの家庭が契約している規制料金の値上げを政府に申請しました。
気になる値上げ幅は?
具体的な値上げ内容は、基本料金と電力量料金の値上げです。
基本料金の値上げ
基本料金は、10A(アンペア)あたり、55円の値上げとなります。(従量電灯Bの場合)
たとえば、50Aの契約の場合、275円の値上げとなります。
電力量料金の値上げ
電力量料金の値上げは、この図の通りです。
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120kWhまで:22.05円→31.79円
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120kWh~300kWh:28.80円→38.68円
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300kWh:32.75円→42.89円
※300kWhを超えると、1kWh当たり、42円以上かかります。
この電力量料金の値上げが家計へのダメージが大きいです。
例えば、50A、500kWhを使用する家庭の場合いくら上がる?
なぜか、東北電力のシミュレーションは、30Aで260kWhを使用した場合をシミュレーションとして紹介しています。
一般的な家庭はそんな電力使用量は少なくないはずなので、私は、50A 500kWhで計算したいと思います。
シミュレーション結果は次の通りです。
現行プランの場合だと、16,030円となります。
次に、値上げ後の料金プランで計算すると、21,280円となります。
値上がり額は、1ヶ月当たり、5,250円となります。(値上がり率は、32.75%)
電力量料金が上がるので、電気使用量が増えれば増えるほど、電気代が大幅に値上がりしてしまいます。
1ヶ月5,000円なら、年間60,000円の値上げよ!大変だわ!
ほかの電力会社はどうなるか?
すでに、東京電力、北陸電力、中国電力、四国電力、沖縄電力は、規制料金を値上げする方針を発表しています。
そのため、今回の東北電力を皮切りに、東北電力と同程度の値上げの申請がされるかと思います。(特に東京電力の赤字は東北電力より多いので、大幅な値上げになることが想定されます。)
ただし、この値上げの金額は、あくまでも申請額なので、今後、政府側(経済産業省)で検討され、最終的な価格が決定されます。
とはいえ、来年4月以降は、電気料金は大幅値上げが避けらないため、今後も最適な契約プランを検討する必要があります。私は、現在、東京電力を契約していますので、今後の東京電力の発表を待ち、いろいろと検討して、最適なプランを見つけたいと思います。
このブログでも引き続き、電気料金の最適解を紹介させていただければと思います。
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