
投資について調べたら、どうやら、初心者はインデックスファンドっていうのに投資するのがいいらしいわね。

最近、インデックスファンドの他にも、ETFっていうのも初心者におすすめらしいけど、インデックスファンドとETFって何が違うの?

インデックスファンドもETFも、種類としては投資信託というもので、どちらも分散投資できるから初心者にお勧めですね。ただ、少し違うところもあるからここで詳しく解説させていただきますね。
ということで、今回は、投資初心者のための用語解説の第1弾として、“インデックスファンドとETFの違い”というお話をご紹介させていただきます。
インデックスファンドとは
まず、インデックスファンドについては、以前解説させていただきましたが、念のため、おさらいをすると、インデックスファンドとは、日経平均やダウ平均などの市場の動きを表す指数(インデックス)と同じ値動きをすることを目指して運用する投資信託のことです。詳しくは以下の記事をご参照ください。

投資信託とは
投資信託についても説明すると、投資信託とは、投資家から集めたお金を、運用の専門家が、株式や債券などに投資、運用する金融商品のことです。
インデックスファンドという投資信託を購入すると、世界中の株式や債券などの金融商品に分散投資できるため、リスクを抑えながら 資産運用ができる賢い投資方法でした。そのため、このサイトでは、投資初心者の方は、インデックスファンドを長期的に持つことをおすすめしてきました。
ETFとは?
さて、一方、投資の勉強を始めると、インデックスファンドと似たようなもので、よく聞くようになる言葉に“ETF”というものがあります。
ETFとは、何なのでしょうか?
ETFとは、Exchange Traded Fund の略で、インデックスファンドと同様、株式指数などの値動きに連動するように構成されている、こちらも“投資信託”の1種です。
ちなみに、日銀が日経平均を下支えするために購入しているのが、このETFです。日銀は、ETFの買い入れ額を、2020年3月から“12兆円”を 上限に増額することを発表しました。これは、過去に類を見ない巨額な増額で、いま、日経平均が下がらない大きな理由となっています。
インデックスファンドとETFの違い
さて、インデックスファンドとETFは、同じ投資信託なのですが、一番の違いは何かと言うと、 “上場している or 上場していない”という点になります。
これは、インデックスファンドとETFの違いをまとめた表ですが、一番大きな違いは、“上場”か“非上場”の違いです。
上場と非上場
インデックスファンドは、上場していませんが、ETFは、上場しています。
上場していると何が良いかというと、一般的な株式と同じように、市場が空いている時間帯にはいつでも自由に売買することができます。
一方、インデックスファンドは、基準価格というものが1日1回決められ、リアルタイムに売買することはできません。
最低投資金額
次に、最低投資金額についてですが、インデックスファンドの方が低くなっており、100円から購入できるインデックスファンドもあります。
一方、ETFは、最低でも数万~数十万円の資金が必要となります。
信託報酬(コスト)
投資信託には、信託報酬という費用がかかりますが、信託報酬は、一般的にインデックスファンドの方が高くなりがちです。ただ、商品によっては、ETFよりも安い場合もあるため、一概にどちらが高いとは言い切れません。
販売手数料
販売手数料については、インデックスファンドはノーロードと言って、かからないものもあります。一方、ETFは、基本的には、販売手数料がかかります。
つみたてNISAの投資対象商品数
最後に、つみたてNISAの対象商品についてですが、ETFは、7本しか対象商品がありません。一方、インデックスファンドは、167本あります。
つみたてNISAは、投資で出た利益が非課税になるお得な制度であり、投資初心者の方におすすめの制度でした。

ということで、これらがインデックスファンドとETFの違いとなります。
インデックスファンドとETFどちらがいいか?
インデックスファンドもETFも、投資信託の1種ですので、分散投資できるメリットがありますが、インデックスファンドとETFのどちらがいいかについては、意見が分かれるところです。
ETFは、通常の株式投資と同様、リアルタイムに取引ができるという特徴がありますが、投資初心者の方にとっては、プロのトレーダーのように売買タイミングを見計らってトレードするのは難しいかもしれません。そのため、このサイトでは、投資初心者の方にとっては、つみたてNISAの対象数が多く、最低投資金額も低い、インデックスファンドの方がおすすめさせていただきます。
ただ、投資に慣れてきた方や、自分でリアルタイムに取引をしてみたい方などは、ETFという選択肢もあるということを覚えておいてください。
まとめ
ということで、今回のまとめです。
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